防風通聖散と便秘の関係

便秘とは、生活習慣病におけるトラブルの代表的なものの一つで、3日間以上の排便が無い状態若しくは毎日排便があっても残便感がある状態の事を指します。

便秘は様々なトラブルが原因で発症されるといわれ、また便秘そのものが新たなトラブルの引き金になる症状です。
主な原因として考えられるのは「不規則な生活リズム」や「偏った食事」そして「ストレス」等が挙げられます。
特に女性は男性に比べて便秘になりやすいので、常に便秘対策と解消方法は考えておいた方がいいでしょう。

今回は便秘の原因と対策法について、そして便秘解消に関係のある漢方「防風通聖散」についてもご紹介します。

主な便秘の対策

女性に多いのが無理なダイエットや食事制限によって必要な栄養を摂取できないケースがありますが、これが便秘の引き金となります。

便秘対策として有効な事としては以下の通りです。

  • ・水分を多く摂取する
  • ・食物繊維の多い食べ物を摂る
  • ・発酵食品や乳酸菌の多い食べ物をとる

水分はもちろん、食物繊維の多いゴボウ等の根菜類や大豆、イモ、キノコ類があげられます。
また、発酵食品・乳酸菌はヨーグルトや納豆が代表的な食品です。

これらの食生活を見直しつつ、一緒に考えたいのが「防風通聖散」です。

防風通聖散とは

防風通聖散には18種類の生薬が含まれていて、脂肪の燃焼を促進し、水分の排出をサポートしてくれます。また、食事から摂取した脂質の吸収を抑制しつつ、脂質と一緒に便を押し出す作用で、お腹の脂肪を落とす効果もあることがわかっています。

生漢煎の防風通聖散

「生漢煎 防風通聖散」は有効成分を引き出す時に使用される原料の量である「原生薬」が1日の制限できる最大量である27.1g配合されていて、個包装してあるので、持ち運びに便利です。
飲み忘れていた時や旅行中・外出先等でも場所を選ばずに飲むことが出来ます。

効果・効能

体力に充実して、腹部に皮下脂肪が多く、便秘がちなものの次の諸症:
高血圧や肥満に伴う動悸・肩こり・のぼせ・むくみ・便秘、蓄膿症(副鼻腔炎)、湿疹・皮膚炎、ふきでもの(にきび)、肥満症

用法・用量

次の量を1日朝昼夕、食前又は食間にそのまま水かお湯にて服用する

年齢 1回量 服用回数
成人(15才以上) 1包 1日3回

15才未満:服用しないこと

成分・分量

1日量6.0g(2.0x3包)中 防風通聖散料エキス4.5gを含有

<用法・用量に関連する注意>

(1) 用法・用量を厳守すること。
(2) 食間とは食事と食事の間を意味し、食後約2〜3時間のことをいいます。

新生防風通聖散 顆粒<満量処方>は排便を促す効果があるお薬のため、人により「下痢」や「腹痛」など効き目を強く感じる場合がございますが、体が慣れてきたり、一時的に減量したりすることで、改善する場合もございます。
お薬を正しく使っていただくためにも、ご購入前に必ず<してはいけないこと>、<相談すること>をよくご確認いただきますようお願い申し上げます。
なお、お薬の特性上効き目が出ている事による返品はお受け出来かねますので予めご了承ください。

使用上の注意

<してはいけないこと>

(守らないと現在の症状が悪化したり、副作用が起こりやすくなる)
1.本剤を服用している間は、次の医薬品を服用しないこと
他の瀉下薬(下剤)
2.授乳中の人は本剤を服用しないか、本剤を服用する場合は授乳を避けること

<相談すること>

1.次の方はご服用前に医師、薬剤師、または登録販売者にご相談ください。
(1) 医師の治療を受けている人。
(2) 妊婦又は妊娠していると思われる人。
(3) 体の虚弱な人(体力の衰えている人、体の弱い人)。
(4) 胃腸が弱く下痢しやすい人。
(5) 発汗傾向の著しい人。
(6) 高齢者。
(7) 今までに薬などにより発疹・発赤・かゆみなどを起こしたことがある人。
(8) 次の症状がある人。むくみ、排尿困難。
(9) 次の診断を受けた人。
高血圧、心臓病、腎臓病、甲状腺機能障害

2.服用に関しては「用法・用量」を守り、必ず商品記載の説明文書をお読みください

監修:大西 康平(おおにしこうへい)

1952年 奈良県生まれ 日本大学理工学部薬学科卒 薬剤師

製薬メーカーの研究開発部において漢方を中心とした一般用医薬品の開発に携わり、手掛けた上市品目は多数にのぼる。
培った漢方・生薬製剤の知識を基に、現在も新製品上市にむけた開発を指揮しながら第一線で活躍している。